過去にMLBでプレーした日本人選手の最高の試合
先日ロサンゼルス・エンゼルスに入団した大谷翔平だけでなく、イチローや松井秀喜など、数多くの日本人選手がMLBで活躍しています。その中でも過去最高の試合は、日本人選手のパイオニアである野茂英雄が、2回目のノーヒットノーランを達成した試合です。
1995年にロサンゼルス・ドジャースに入団した野茂は、その年に新人王を獲得するなど大活躍をしました。1996年には、コロラド・ロッキーズ戦で日本人初のノーヒットノーランを達成しましたが、その後少しずつ成績を落としていきました。
そしてニューヨーク・メッツなど各球団を渡り歩いたのち、2001年にボストン・レッドソックスに入団しました。同年4月4日にボルチモア・オリオールズ戦に先発した野茂は、序盤から三振の山を築き、2回目のノーヒットノーランを達成しました。レッドソックスの投手としては1965年以来、しかもナショナルリーグとアメリカンリーグの両リーグでの達成は、史上4人目という快挙でした。
限界説が囁かれる中での登板でしたが、野茂復活を強烈に印象付けました。イチローのMLBシーズン最多安打や、松井秀喜のワールドシリーズMVPなど、日本人選手の名シーンは数多くありますが、やはりパイオニアである野茂の復活劇こそが最高の試合です。