イチロー
MLBを代表する日本人選手と言えば、イチローの名前を忘れてはならないでしょう。1992年、高校卒業後にオリックス・ブルーウェーブに入団、そして、2000年に日本人野手初のメジャーリーガーとしてシアトル・マリナーズに入団します。今では多くの日本人がMLBに挑戦していきますが、当時は日本人野手がMLBで通用するわけがないとアメリカだけでなく日本国内でも疑問の声が上がる中での大きな挑戦でした。
様々な環境の違いに苦労をしたイチローですが、シアトル・マリナーズに11年、ニューヨーク・ヤンキースに2年、マイアミ・マーリンズに2年と、長きにわたり活躍してきました。徹底した自己管理と努力の結果、MLBでのシーズン262安打という最多安打記録、プロ野球における通算安打世界記録という輝かしい記録の保持者でもあります。日本人選手の憧れでもあり目標の選手になりました。
そのイチローが、WBCでは日本チームの代表として優勝に貢献する等、母国のためにも力を発揮してくれた姿には多くの国民が心打たれたものです。とはいえ、1973年生まれのイチロー選手は今年45歳を迎えることになります。現在は所属先も決まっていない状況であることから、日本球界への復帰も噂される今日この頃ですが、どこの地であってもいつまでも元気にグラウンドを走り回る姿を見ていたいものです。